オーロラの旅 データ整理編

T.鑑賞地

イエローナイフで、結果的に正解。
もっとも、今年の正月頃は、三日間も雪に閉じ込められて、
一度も見られなかったことが多かったみたいですが。
確かに、雪が続くと、ここは何もすることがない。
でも、博物館で、イヌイットの生活に触れるとか、
イヌイットの本なんかを持って行って、現地で読むとまた感じるところが多いのでは?
僕は、帰って来てから、読みました。
ホテルのイエローナイフインは、無線LANが使えますからPCでインターネット接続できます。
(最近になってできたらしいですが。)
街から離れたオーロラワールド社の鑑賞地も良かったです。
イエローナイフの街の灯りが意外に明るかったですが、
固定撮影で、プレセペ星団なんかも簡単に写っているのに驚きました。
アイスロードのお陰で道路が整備されているようです。

今回は、ブレイクアップを真下で見ることができませんでしたが、
やはりオーロラオーバルの真下のイエローナイフは
活動が活発でなくてもオーロラを見るチャンスが多いのではないでしょうか。

U.カメラ

PENTAX K100Dに、14ミリF2.8の広角は威力を存分に発揮してくれました。
星の像も綺麗に写りました。
もっと広いレンズがあってもいいぐらいです。
RAWモードで撮影して、オーロラが綺麗に出るように現像するのがいいです。
初日、あわてていてJPEGでしか撮らなかったので残念でした。

SONYの30秒露出ができて、F2.0のデジカメDSC707は、静止画写すには十分。
ただズームの広角側を使っても狭い感じ。
オーロラを撮るにはできるだけ広くて明るいレンズがいいですね。
動画は無謀でした。
それよりも、静止画を連続して撮って、動画にする楽しみを発見。
気づいたのが最終日だったので、あまりチャレンジできませんでしたが、
これから行かれる方は、ぜひ高感度で連続撮影して、動画に編集してみてください。
私のはmixiにアップしています。

U−1.ノイズリダクション

静止画を撮るには必須。
ただし、動画に編集するのであれば、連続撮影できるようにオフにしたほうがいいと感じました。
オフにしても、RAWファイルを現像する時点で影響を少なくすることはできます。

U−2.感度

静止画を綺麗に撮るにはK100Dでは、ISO800が精一杯でした。
なんのためのISO3200かと最初がっかりしましたが、
動画編集目的で撮影するには威力を発揮します。
ISO3200で5秒ほどの撮影を連続すれば結構いい動画になります。

U−3.電池

リチウム電池は強力ですね。
もっとも、初日に−30度だった他は、−10〜−20度程度でしたが、
しっかり動作しました。
一晩に一回交換するとして、8セット持って行ったのですが、
全然交換する必要もなかったです。

−10度の日は何の防寒対策もなくてOKという感じでした。
デジカメのリチウムイオンも問題なかったです。
充電式のニッケル水素電池はダメです。

U−4.防寒

@ カイロ
マッチとローソクは便利に使えました。
ただ、カイロは事前のテストのときと同じで、
半分以上は消えてしまっていました。
何か、カバーするものと一緒に使うとかしないと
そのままで冷気にさらしていると消えてしまうみたいです。
今回は、それほど温度が下がらなかったせいかカメラは平気でしたが。
 
一度消えたカイロを途中で再点火しましたが、
面倒であんまり効果ないので以後やめました。
たくさんの燃料をまた持って帰って来ました。

A 防寒具
ネットで購入したカメラ用の防寒カバー(石井スポーツ)は大き過ぎて、
カメラを使いまわすのに支障があって、
撮影する際ははずしたのですが、
外で待機しているときに、カイロを入れて
カメラを暖めておくのには効果があったように思いいます。
結局、いろいろ持って行ったのですが、使いませんでした。

B 保冷袋
これは役に立ちました。
撮影後のカメラは、外でそのままジップロックに入れて、
それをまた保冷袋に入れてファスナーしてホテルの部屋に持ち込みました。
カメラが凍り付いていましたが、
安心して部屋に持ち込めました。

V.防寒具

何種類かの防寒下着を試しましたが、
テイジンのテビロンが一番効果的でした。
あとは、登山専門店で買ったものも同様。
発汗で暖かくなるタイプは、じっとしているケースでは向いていないかも。

現地でレンタルした防寒具が、宇宙服みたいに強力なので十分でした。
セーターを2枚持って行ったのに結局初日に一枚着ただけで不要。
空気が乾燥しているせいか、意外に寒さを感じませんでした。
普段は、防寒下着にシャツだけという格好。

ただし、ブーツはちょっと弱い感じ。
初日に足の指の感覚がなくなったので、ちょっと恐怖でした。
以降は、靴下は、2枚以上重ねて、靴用カイロを併用しました。

顔の防寒用に、頭からすっぽりかぶって、目の部分だけが開くものが
とても暖かくて有効。
耳は絶対に隠さないと痛くてたまりませんでした。

W.オーロラ予報

http://www.gedds.alaska.edu/AuroraForecast/Default.asp?Date=20070129
出かける前の予報は、0か1で、QUIET。
太陽活動低調期のようで、期待薄。
にも、かかわらず、毎日のように見られたのは、
イエローナイフだったからでしょうか?
活動の凄いときは、とんでもないものが見られるのかも。

いずれにせよ、
十分な準備をして、臨んだ今回の旅行は、
大成功と満足しています。

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