2005秋 LA・グランドキャニオン


8月末に突然ロサンジェルスでのカンファレンス参加の打診があり、、
5日前にホテルが取れて本決まり。
例によって慌しく出張してきました。
何故か数年に一度こういうのがあるのですが、
数年に一度なもので、英語力も全然進歩せず・・・。
とにかく1週間のカンファレンスを乗り切ったのですが、
今回は、フリーな日が一日あったので、待望のグランドキャニオンまで行ってきました。


LAに朝着いて、その日は時差ボケ解消のため、チェックインまで強制連行。
LAは2年ぶりで、コースは2年前と全く同じ。
時期が一ヶ月早かったので、今回は、花があちこちに見られました。
サンタモニカの海岸にて。


ビバリーヒルズ市を通過して、ブランド店がひしめくロデオドライブを抜けるが、
全く興味なし。つか、縁もなし。


ファーマーズマーケットで勝手に食事。
着いた日は食欲もなく、前回と同じ、カレー屋さんでインドカレー。


午後は、ハリウッドを連れ回され、免税店で降ろされる。やれやれ・・・。
半ば拷問だが、3時過ぎてやっとチェックイン。


一人になると、元気になる。
今回は、中華街を見てみたかった(・・・変かな〜)ので、タクシーで出かける。
サンフランシスコの中華街には、
いいカンフーシューズがたくさんあったので、期待したが・・・


日本ともSFとも様子がだいぶ違って、
やたら漢方薬の店が多く、店先で診断していた。
カンフースーツもシューズもたいしてなく・・・生活のための商店街という感じ。


今回は、このピンクの花を咲かせた木をあちこちで見かけた。


中華街からの帰りはブラブラ歩く。
ねむの木だ。日本では、夏先に咲いていたが・・・。


いろいろな人種が集まった街だが、この辺は、中南米の人が多い。


う〜ん、それらしい。


道端の木陰で。


ロサンジェルス市庁・・・だっけ? (忘れた)
日本の国会議事堂を設計した人と同じ人の設計とのことで、
てっぺんあたりが良く似ています。


今回のホテルは、リトルトーキョーにあり、付近は、日系人だらけ。
日系人向けのスーパーやお店も多く、何の不自由もなし。


こう楽のラーメンがおいしいらしい。行けなかったが。


街角の二宮金次郎の銅像。いまどき、日本の小学校でも見ないが。


毎日コンビニ弁当と酒という日本とあまり変わらない生活。
すぐ顔なじみになったここのオバちゃんは京都出身。






この付近には日本人の移民の歴史を展示した博物館もあり。
旅行先で、歴史や民族テーマの博物館に行くことが多いが、
2年前も行ったが、また行った。


第二次大戦というと日本の中で、空襲や、広島、長崎や、沖縄や、
あるいは、中国での悲惨な歴史や、韓国、台湾、アジアのイメージばかり強いが、
米国に移民していた日本人は、強制連行されて、
粗末なバラックでの集団生活を余儀なくされたことを知る人はあんまりいないのでは。


過酷な集団生活。
強制連行された中から、米国人として、
日本との戦いに参加しなければならなかった人もいたとのこと・・・。


リトルトーキョーからダウンタウンを望む。

さて、
米国を飛行機の上から眺めるたびに壮大な大地に圧倒されていたのだが、
いつか、グランドキャニオンに行ってみたいと思っていた。
5年前のハワイでもワイメア渓谷を楽しみに出かけたが、
悪天候で全く景色が見えず、がっかりしたものだ。
今回、急遽出張が決まり、丸一日フリーな日ができることで、
出発3日前に、突然思い立ってグランドキャニオンに行くことにした。


総勢20人の日本人向けツアー
僕以外は、全員2人以上のカップル、グループだったが、満員。
ガイドの席もなくなったので、今回は、パイロットが現地ガイドを兼ねる。


 手荷物検査もなく、ハイジャックも簡単にできそうな20人乗りセスナ。
片道約1時間半のフライト。


パイロット兼現地ガイドも行う日本人の・・・えぇ〜〜と、お名前忘れた。


ロスを飛び立つ。ここは元々砂漠で地盤が弱く、高い建物が建てられない。
ダウンタウンあたりとハリウッドのそばあたりに高層ビルが密集する。


雪をかぶる山脈を越え


エメラルドグリーンのコロラド川を眼下に


ガイド曰くエメラルドグリーンだったが、
藍色・・・だな。
しかし、不思議な川岸。


・・・渓谷が見えてくる。
川が削ったのか、それにしても、平地の中に険しい刻み込みができているようで、
不思議。


グランドキャニオン空港に降り始める。
樹木が見え、その向こうがグランドキャニオン。


降りた飛行機まで、バスが迎えに来ている。


平らな土地だったのに、標高2000メートル以上とのこと。
高山病になる人もいるらしい。
快晴の好天。



バスから降り、数分歩くと、
突然、絶景が広がる。
文字通り、
絶景。
息を呑む。



こういう渓谷が何百キロも続いているのだ。

夏は暑すぎて、冬は寒すぎて歩けないが、
今が一番いい季節という。
約一時間歩いたところの駐車場にバスに先回りして待ってもらうことにして、
ガイドに変身したパイロットといっしょに、渓谷に沿って歩くことにする。

日頃、森を歩いているから、整地されたトレッキングコースは快適そのもの。
広大な光景が延々と続くのだ。





この渓谷がどうやってできたか。。。不明らしい。



渓谷と反対側には、森。


渓谷の底には、川が流れているのがかすかに見え、
橋がかかっているのも見えるが、
全体の光景の中では、ほんの芥子粒。




約一時間、大自然の中を歩く。


どうやってできたのだろう・・・












あちこちにリスがいるが、
エサをやったり、触れると罰金


水が出たのか、大穴があいている。












合成写真



ハワイのワイメア渓谷は、半年も前から期待してワクワクして行って、
結局、雨でなんにも見えなかったが、
今回は、突然衝動的に向った。
仕事とか他にこなすことが多かったので、
ほとんど何も考えず、無謀な判断であったかもしれないから、
あまり期待せずに、気が付けばグランドキャニオンに居た。
1時間しか居られなかったが、
1時間でも、この中を歩けたことは最高。
今度は、1週間ばかり滞在して、
夜の星も観てみたい。
同じ地球上にこのような場所があること、
人の小ささ、大地の大きさを改めて思う。
宇宙って、何?


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