ハワイ島

ハワイ諸島の一番東に配置するハワイ島は、四国の6割の大きさのビッグアイランド。
ハワイ諸島の中でも、最も若い島で、島の東では今もマグマが島を創り続けている。



ハワイ島の入口、コナ国際空港のロビーというか、広場。
ゲートごとにコテージ風の建物が建っている。


標高4000mを超えるマウナ・ロア
とても4000mの火山には見えない、なだらかな山(マウナ)


北東の貿易風は、島の東側で雨を降らせるが、
西側ではほとんど雨が降らない。むき出しの冷えた溶岩が広がる。


溶岩の磯


黒砂海岸


亀がひと休み


標高1200mのゴルフ場からマウナロア山頂を見る
(どこが山頂なのやら・・・)

ハワイの火山の噴火は、日本とは全く違い、爆発しない。
ユルユルの溶岩が、ヌルヌルと湧き出して、山を創る。
小松左京の小説で有名になったプレートテクトニクス理論のとおり、
創られた島は、ゆっくりと西に移動していき、日本海溝のあたりで沈んでいく。
(もちろん、途方もない時間をかけて・・・)
一番東のハワイ島は、太平洋の底から、マグマが湧き出してくる地球のヘソの真上で、
まだ、できたばかり。地球上で一番新しい大地である。


マウナロアの東に20年前に噴火したキラウエア火山がある。
上の写真の端から端までが火口。実に巨大。(4枚合成)
その中で、小さな火口が今も活動している。


小さいと言っても・・・東京ドーム何十個分と思うけど。


東の方に降りると、溶岩の流れたあとがクッキリ。
(手前の道路は後から作られたもの)


溶岩は、元あった道路を寸断して海に流れ込んだ。


あっちっち、(だった。)


冷えた溶岩は、殺伐とした風景。
溶岩を他の島に持ち出すと、火山の女神ペレの祟りがある。
(絶対あるらしい)


キラウエアから、東の街「ヒロ」へ向かう道。
ハワイ島はまっすぐな単調な道路が続く。
一周約450km、信号は、コナとヒロの街ぐらいにしかない。
一日観光で一周できるが、スポットには10分ほどしか停まらない。
ほとんど車の中の観光になる。
バスもタクシーもないから、レンタカーでゆっくり廻るのがお薦め。
西側は、雨がないので殺伐としているが、
東側は、雨が多く緑も多い。
実は、溶岩には栄養がいっぱいあるので、雨が降れば植物は育つ。


ヒロの街で見かけた「しょうが」の花


黄色いハイビスカスは、ハワイ州の花


ヒロの街から30分ほどのところにある「アカカの滝」
落差200mぐらい



島の北にあるパーカー牧場は、個人所有ながら、
東京都より広い。


島の西、ワイコロアビレッジにあるヒルトンホテル
気温は25度以上あるのに全く暑さを感じない気候


白い珊瑚と黒い溶岩の対比が美しい


プールの水温は冷たいくらい


風も強い


海水を引き込んだ人工ビーチ


亀もやってくる


魚の群れも


アロハ!


ホテルの中をトラムや・・・


船で移動


マウナロアの西にあるマウナケア
西側の海が見える部屋は宿泊費が高い。
安い部屋からは、マウナロア、マウナケア、
銀河、南十字星、そして、日の出が見える。
標高4200mのマウナケア山頂には、
日本の国立天文台のすばる望遠鏡があるが、
その山の裾野から陽が昇る。


突然、ギラギラの太陽が顔を出す。








ハイビスカスの原種(?)は、咲いた時は、黄色で、
それがオレンジ色になり、散る前に赤くなるらしい。
だから、赤いハイビスカスは好まれない(?)


ハワイがこんなに涼しいとは思わなかった


ハワイのすずめ


こぼれたパンくずがお目当て


朝夕、うるさく鳴くヤツ。


夕日は、西の海に沈む。(あたりめぇ〜か)




この日、ホテルのチャペルで結婚したカップルを中心に
夕日の海岸に人々が集まる。
(おいおい、人が写真撮ってる前に来るなよなぁ〜)


まぁ、絵になるか(するか)・・・














・・・とまあ、こんな島です。悪くないですね。
個人的には、リゾートなんかよりも、
太平洋のど真ん中の島に、
どうやって植物が芽を出して、
どうやって人が住むようになったのかが、
とても興味のあるところで、
ぜひ、この眼でハワイ島を見ようと思っていました。
ホノルルには興味がなかったので、素通りしましたが、
飛行機からダイヤモンドヘッドを見て、
あそこが火口である事実を目の当たりにしました。
初めての、ハワイで、一番若いハワイ島を訪れ、
生まれた島が、西に移動しながらどう変わっていくのかを
知るための原点を見ることができた氣がします。
次は、島伝いに飛行機で移動して、一番古い島「カウアイ島」へ向かいます。


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